明石市民フォーラム

第20回「どうする?あなたの看取り -PART3-」Q&A

緩和ケアを受けるタイミングはいつですか?
緩和ケアというと、がんの治療法が無くなり、痛みが強いときに受ける治療を想像されると思います。しかし、緩和ケアは心のケアも行いますので、がんと診断された時から、必要に応じて心と体のケアを受けることができます。
がん治療を受けなくても緩和ケアを受けられますか?
治療を受けないと決めている方や、治療を受けることができない方でも、緩和ケアを受けることができます。
緩和ケアを受けるには、誰に相談すればいいのですか。
主治医やかかりつけ医にご相談ください。相談先がわからない場合は、兵庫県立がんセンターにある、“がん相談支援センター”で相談できます。
明石で緩和ケアを安心して受けることができますか?
明石市内には、県立がんセンター、大久保病院、ふくやま病院に緩和ケアの入院病棟があります。病床(ベッド)数も多く、日本全体を見ても、入院治療を受けやすい地域です。また、明石市内には、在宅往診治療を行っている診療所やクリニックもあります。
症状が悪くなり、困ったらどうしたらよいでしょうか。
担当の訪問看護師や医師に連絡をしてください。状態を見て、対応してもらえます。

第20回フォーラムの様子1 第20回フォーラムの様子2 第20回フォーラムの様子3 第20回フォーラムの様子4

家族ががんになった時は、告知しなければなりませんか。また、治療方法がなくなれば、本人には知らせたくありません。
治療を受けるか、治療を受けないかの選択も本人の権利であり、治療を行う場合は、同意書が必要ですので、告知は必要です。
治療法が無くなった場合に、本人に黙っていると、症状の悪化とともに辻褄が合わなくなって、家族間のコミュニケーションができなくなります。
本人には知る権利があります。余命を知ることで、残りの時間を有意義に使うこともできるかもしれません。