2024年5月に一般社団法人明石市医師会の会長に就任しました。明石市医師会は2024年時点で設立77年目を迎え、会員数は診療所医師 290名、病院医師 288名（令和6年5月30日現在）となっています。

医師会事業として健康診断、予防接種、夜間休日応急診療などの活動や「21世紀の健康づくり」や「明石市民フォーラム」を通じて市民の健康意識の向上にも寄与できるよう取り組んできました。

病気やケガは私たちをいつ襲うかわかりません。ある日突然仕事ができなくなったり、場合によっては日常生活がままならなくなることがあるかもしれません。明石市の問題として、高齢者が26％で、要支援、要介護者は１万５千名を超え、認知症の方も推計8000名以上となっていて、医療ニーズは増え続けていくことが挙げられます。それに対し日常診療を行うだけではなく、介護との連携を密にして、支援が必要な方の生活向上に取り組んでまいります。

今後の問題として現在の救急体制を維持し続けられるか、将来の南海トラフ等の大規模災害や新型コロナを上回る新興感染症が発生した場合の医療面での対応がどこまで可能かなどが挙げられます。明石の医療体制を維持、改善し、市民の方々が安心して生活できるよう医師会として努めてまいります。

令和6年5月31日

明石市医師会
　 会長　 鈴 木　光 太 郎