明石市民フォーラム

第21回「どうする?あなたの老後 ~認知症になったら~ - PART1 -」Q&A

認知症が心配になれば、どこで相談すればよいでしょうか?
まず、かかりつけ医に相談してください。
かかりつけの医療機関が無ければ、近所の医療機関でも相談できます。また、明石市では75歳以上の高齢者の方には、認知症の検査を受けるための助成金制度がありますので、詳しくは市内6か所にある地域総合支援センターや市役所内の高年介護室にご相談ください。
徘徊が始まると、家族は誰に相談すればよいでしょうか?
市内6か所にある地域総合支援センターにご相談ください。
公的機関では、主に2つの対策が行われています。
明石市高年介護室は、居場所探索機(GPS)を貸与しています。
明石市社会福祉協議会は、要援護者見守りSOSネットワークがあります。
徘徊を家族だけではなく、社会で支える仕組みはありますか?
徘徊のことを誰にも相談できずに苦しんでいる家族もあります。
家に閉じ込めておくことは虐待になります。薬での治療も難しいことが多く、近隣の方の援助(気付き)が必要です。認知症への理解を深め、助け合う社会を作るため、自治会や地域で認知症の勉強会が開催されています。
また、認知症の方や家族が集まり、いろいろ相談できる認知症カフェが、地域で開催されています。

第21回フォーラムの様子1 第21回フォーラムの様子2 第21回フォーラムの様子3 第21回フォーラムの様子4

本人のプライドを傷付けずに、運転免許証を自主返納させる良い方法はないでしょうか?
認知症の方は、自分は事故をしないと思っているので、自主返納を説得することは難しいことが多いようです。
平成20年から65歳以上の高齢者が免許証自主返納すると、身分証となる運転経歴書が交付されます。また 公共交通機関などの割引が受けられる制度ができました。
運転免許証を返納すると交通手段がなくなりますが、何か良い方法はありますか?
バスや電車、タクシーなど公共交通機関や家族・友人が運転する車が主な代替手段になると考えられます。
介護保険の利用希望を申請し、要介護と認定されると、身体介護として、ヘルパーさんが買い物や病院へ付き添ってくれるようなサービスを受けることもできます。
運転免許証を返納すると、特に男性は、家に閉じこもりがちになりますが、何か良い方法はありませんか?
男性が集まるには、祭りであったり、お酒であったり、何らかの理由が必要です。頼りにされると動きやすいという特性もあります。自治会活動、ボランティア活動、高年クラブ、スクールガード、シルバー人材センターなど、様々な活躍の場があります。まずは、ご家族の方から、地域の人たちと交わるように誘ってみてください。

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