明石市民フォーラム

第4回「SARS最新情報・高齢者の医療はどうなるか」

第4回「SARS最新情報・高齢者の医療はどうなるか」

全世界を震撼させたSARSについて、最新情報をもとに今後の感染防止対策と感染してしまった場合の対応について考えます。世界的には終息に向かっているように見えますが、まだ楽観は許されない状況である。これに加え蚊が媒介するといわれている、西ナイルウィルス感染症についても少し紹介したいと考えています。

高齢者の医療保険制度は現在検討されている最中ですが、財務省及び経済財政諮問会議等の経済財政の担当者のみによって進められる社会保障縮小政策の中で、国民の健康を守るという視点よりも国費の支出抑制に主眼をおき、必要とされる医療までも大きく抑制しようとする内容に変更されようとしています。国民の意見を聞くことは全くない状態で、小泉内閣の独裁により関係機関の関わりを一切排除した上で、強行採決が諮られ議会制民主主義も全く蔑ろにした議決を押し通そうとしています。このままでは日本の社会保障制度は根幹から破壊され、米国至上主義を唱える一部の経済関係者によって、市場原理による運用方式を導入し弱肉強食を推奨し、アメリカの医療が今深刻に悩んでいるように荒廃が進むことは明白なのです。いまこそ日本国民の声を結集してアメリカの圧力に屈した医療政策を打破しなければならない瀬戸際の時を迎えています。今回はアメリカの現実直面している惨状を紹介することにより、我々の目指すものはどうあるべきなのかという論点で、市民の皆様方の御参加を得て、率直な討論を繰り広げたいと思います。奮って御参加ください。